タンボコオロギ(別名イチモンジコオロギ)幼虫
●タンボコオロギ幼虫(コオロギ科):
12月中旬、やはり冷え込んで寒い日中でしたが、草地の舗装遊歩道にタンボコオロギの幼虫が出ていました。
そーっと近寄って1枚。あいにくの逆光だったので、複眼の間にある淡黄白色の”すじ”が見えにく、もっと寄るとピョン、ピョンと跳びはねて草地に消えていきました。
成虫は体長18mmほどの中型のコオロギで、左右の複眼をむすぶ毛筆で描いたような”横一文字”が特徴です。
草地よりも田んぼなど湿った環境を好んで生息しています。
初夏から秋、地面の窪みなどでジィッジィッと鳴いていますが、その姿は未だに見つけたことがありません。
本種は初夏と秋の年2回発生する2化性です。初夏の後、秋にもう一回発生して、秋に生まれた幼虫はそのまま越冬します。
コオロギのほとんどは、土中に産まれた卵で越冬しますが、タンボコオロギは秋に生まれた幼虫で越冬する数少ない種類の一つです。
成虫の見られる時期は6~11月、分布は本州、四国、九州。
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