ハンノキ開花(2015/1)
ハンノキ雌雄花序/開花
近隣で見かけるハンノキ(雌雄同株)の花序の冬芽(花芽/葉芽ともに)はまだ閉じています。
良く晴れて、日中の気温も15℃くらいまで上がった先日、訪れた自然公園のハンノキは、一部ながら開花しているのが目に止まりました。
画面の左にある小さな松ぼっくりのような実は、昨年の果実(の残り物)です。
この樹の仲間の花は風媒花なので、花粉を運ぶために昆虫や鳥などのお世話になる必要がなく、きれいな花びらで装飾して目立つ必要もないため人の目にもとまりにくい、いたって地味なものです。
●雄花序/雄花:
苞(外側のふたのような部分)の付け根から雄花の葯がのぞき、雄花の花被は4裂しています。
ほとんどの葯は開いていて、黒茶色の葯に淡黄色の花粉が付着しています。
●雌花序/雌花:
雄花序に比べてかなり小さい雌花序です。
雌花は一層目立ちません。
雄花から風に運ばれて飛んできた花粉が付着すると結実して、秋に実ると小さな松ぼっくりのような果実になります。
・葉痕:画像下部に小さな葉痕が見えています。葉痕は半円形で維管束痕も弧状に並んでいます。
花期は、暖地では11月頃から、寒冷地では3月頃です。
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