キノカワガ(2015/1)
好天に誘われて、車で”鳥見”に行った日曜日の自然公園。
冬鳥の数よりはるかに多くの「人種」で賑わっていました。
暇つぶしにぶらぶらと歩きながらも、ふと見上げた(水平に張りだしている)枝に見つけた小さなキノカワガです。
●キノカワガ(コブガ科キノカワガ亜科):
(画像はクリックで拡大します)
餌の少なくなった冬の自然林地では、小鳥たちが落ち葉をひっくり返して隠れている虫を探したり、あるいは樹皮の隙間に潜む虫を探して樹間を飛び回ったりして採餌に余念がありません。
そのような環境下で、キノカワガは、完全に木の皮に擬態して姿を消し、天敵の鳥の目を完璧に眩ましています。
このような場合には人の目にも、かなり見つけにくいです。
翅を開いた時の大きさ(開張)は40mmほどで、翅をたたんで樹皮上に止まるとみごとな保護色になります。
このまま静止して越冬します。
色彩にはかなり個体差がありますが、色彩に合わせて止まる木/位置を選んでいるよう見えます。
分布は本州、四国、九州。
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