ネコヤナギ、ツバキ、ハンノキ
昨日からみぞれ混じりの小雨模様で、日中気温も今シーズン最低という。
連日の閉じこもりです。
●ネコヤナギ(ヤナギ科ヤナギ属):
農業水路脇に自生した数本のネコヤナギ。昨年秋から水路擁壁の改修工事が行われるようになり、邪魔になるので伐採されました。
先日、それでも切り株から延びた新梢にまばらながら白銀色に輝く花穂を付けていました。
雌雄異株ですが、どちらか分かりません。
●ツバキ:
農家の立派な生け垣に仕立てられたツバキ。乾いた寒風に大分痛めつけられていますが、ゆっくりと春の跫音です。
●ハンノキ(カバノキ科ハンノキ属):
(農家の)庭先に、上部は大分切り詰められてはいるものの、比較的大きなハンノキが1本あり、見上げると昨年形成されて越冬中の花序がぶら下がっていました。
ハンノキは雌雄同株で、花期は、暖地では11月頃から、寒冷地では3月頃までで、葉の展開に先立って単性花をつけます。
雄花序(穂)は黒褐色の円柱形で尾状に垂れ、雌花序(穂)は楕円形で、雄花穂のすぐ下に付きます。
花はあまり目立たず、果実は松かさ状の果鱗で、10月頃熟して翌年の春まで残っています。
その昔ハンノキは河川や池に沿ってハンノキ林を形成し、夏には涼しい緑陰の自然風景をつくっていましたが、近郊では現在はまばらに残っているだけになりました。
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