冬芽と葉痕・維管束痕:モミジバフウ/ヤマグワ/コブシ/オニグルミ
(続3)冬芽と葉痕維管束痕
●モミジバフウ(マンサク科フウ属):
・冬芽は水滴形で赤く艶がある。
・葉痕は半円形~腎形で隆起。
・維管束痕は大きく明瞭に3個。
目鼻立ちのはっきりした可愛い坊やに見えます。
真ん中の維管束痕(口に見える)に水滴がポツンと出ていました。
●ヤマグワ(クワ科クワ属):
・冬芽は水滴形で淡褐色。
・葉痕は半円形~円形。
・維管束痕は多数が輪状に並ぶ。
●コブシ(モクレン科モクレン属):
・冬芽(花芽)は大きく長い軟毛に覆われる。
・葉痕はV字形。
・維管束痕は多数がV字1列に並ぶ。
●オニグルミ(クルミ科クルミ属):
・冬芽(頂芽)は大きく裸芽で円錐形、褐色短毛が密生。
・葉痕は大きく、T字形。
・維管束痕は3か所に集まり、葉痕と合わせてヒツジの顔に見え、この“分野”トップクラスの人気者。
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