逃げた2月/ユスリカ大発生
うかうか些事に紛れている間に、短い2月は逃げ去ってしまいました。
足早にやって来たのは杉花粉。昨シーズンより多い飛散量という。
憂鬱ですがお付き合いするしか仕方ありません。
●ユスリカ蚊柱:
中旬くらいから、気温が上がって風も穏やかな日には、農道や水辺に近い環境の路上にユスリカの”蚊柱”が立つようになりました。
日によっては、少し大げさに言えば、蚊柱ではなく、逆光の中に、”煙幕”のよう大発生してあたり一面に飛び回る様に少々驚きも。
・目前を飛び回る群れを帽子で振り払うとはらうと、帽子中にいっぱい入りますが動きは活発で、あっという間に飛びだして逃げていきます。
※ユスリカ(ユスリカ科):
ハエの仲間ですが種類が多く、日本でも1000種ほどが記録されていて、発生時期も種類によって様々で、冬に発生する仲間もあるようです。
幼虫は細長いイモ虫状で、小さな農業水路の水底で体をユラユラ揺すっているのを偶然目にすることもあります。
水路に堆積した泥や付着物に住み着いて、藻類や有機物を食べて急速に生長し、蛹になると数日を経て成虫になり、水面から一斉に飛び立ちます。
(なお成虫は口器が退化しているため、食物は摂取しません。)
そして「蚊柱」を作って乱舞しながら交尾し、産卵を終えると息絶えるという短いライフサイクル。
群れを成して飛び回り、時に目に飛び込んだりして不快ですが、一方では幼虫が富栄養化した河川や湖沼などの有機物を摂取することで、水質浄化の役割も果たしていると評価される点もありそうです。
話変わって:
いずれも一株しかない草花から、春の足音が確かになった瞬間を。
●オキザリス・パーシカラー(園芸種):
冬期に一部は枯れましたが、2月初旬までは閉じた傘のようにして寒さに耐えていたオキザリスの蕾でした。
・2月中旬くらいから突然のように、晴れて気温が上がる日には開花するようになりました。待ち遠しかった春を感知したのでしょう。
●雪割草(園芸種):
2月中旬、一つ目の花が日中,満開になるようになりました。
そして写真で気がつきましたが、2つ目の蕾が土を割って”頭を覗かせているのを見つけました。
順調に暖かくなれば、もうしばらくで開花することでしょう。
| 固定リンク
「昆虫」カテゴリの記事
- ヤマアジサイ開花、ナミテントウなど(2021.05.27)
- ヨトウガの卵( バラの葉裏に)(2021.05.23)
- フヨウの葉を巻くハマキガ幼虫と成虫(ワタノメイガ)(2021.05.22)
- クロネハイイロヒメハマキ(成虫/幼虫)(2021.05.21)
- フタテンアツバ、不明のガ、アカハラゴマダラヒトリ(2021.05.20)
コメント