コガタルリハムシ、モンシロチョウ、モンキチョウ、セイヨウミツバチ初見(2015/3)
ここ数日、日中晴れて風も弱く過ごしやすい春の陽気が続いたおかげで、昆虫達もやっと動き始めたようです。
例年に比べて全般的に遅い印象です。
●コガタルリハムシ:
春の到来を告げるコガタルリハムシ:
前年初夏を過ぎる頃には土中に潜って夏眠、さらにそのまま成虫休眠・越冬するという長く特異な休眠サイクルを持つコガタルリハムシです。
早春に覚めた個体が地上に現れ、まだ少数ながら活動をはじめていました。
草地に葉を広げたギシギシを蚕食しているものや、既にお腹は卵でパンパンに膨れている♀が産卵場所をさがして、ギシギシの葉や付近の地表を歩き回っている姿もありました。
毎年、繰り返される光景です。
●モンシロチョウ/モンキチョウ:
今シーズンは例年よりかなり出遅れた感のあるモンシロチョウ、モンキチョウです。
ちなみに成虫越冬のキタテハはまだ見かけられません。
・モンシロチョウ:
3/13、草原ではじめて、モンシロチョウを1頭だけ見つけました
羽化して間もない個体だった様で、吹く風はさして強くもないのに、草地の上1mほどをヒラヒラ舞うと、遠くまでは飛ばないですぐに草地に降り、翅を中途半端に開いて暖をとる、という繰り返しでした。
時にはそのまま横に倒れ込むような有様も。
・モンキチョウ:
はじめて見かけたのは3/11でした。気温も上がった日中だったので、水路脇の草地に2頭が元気よく飛び交っていました。
黄色が春らしくきれいでした。
遠景はPM 2.5、花粉、黄砂など全てを含むのでしょうか、白く霞んで本格的な春の訪れを告げているようです。
春は空から そうして土から かすかに動く
(長塚 節 『土』 )
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