揚げひばり
雲が多めながらも晴れ間をめがけ、囀りながら駆け上がる「揚げ雲雀」が名乗り出でる、時は春。
ようやく青草が伸びはじめた原っぱに降りて、歩き回りながらも囀り続けていました。
♪春が来た~、春ぅ~♫
囀りが大声のオオヨシキリほどには大きな口は開けていないようです。
※余談付け足し:
”揚げひばり”といえば、なぜか分かりませんが、NHKラジオ・ドラマ『走れ源太』(NHKラジオ第一放送、昭和38年度(1963/ 04~1964/ 03)連続放送劇(子供向け時代劇)、主題歌の次の歌詞一節だけを、記憶しています。
草に寝て
空を仰げば 揚げ雲雀
ふるさとの 花土の香り
源太 源太
どこへ行く 源太
当時の時代背景は、“水より安い”石油が中東から輸入されて国民の暮らしは石油漬けになるようになり、放送はラジオからテレビへと主役が変わり始め、38年、初めて行われた日米間衛星中継のブラウン管に映し出されたのはJ・F・ケネディ大統領が凶弾に倒れるという衝撃のニュースでした。
そして翌39年10 月10 日、オリンピック東京大会開幕、
その五輪直前に、夢の超特急「新幹線」が営業開始。
問題をはらみながらも高度成長へと突き進んで行った時代でした。
昔と変わらない”揚げひばり”ののどかな光景に接して、人間社会は、時代の推移とともに「いつの世も」得られたものも多ければ、失われたものもまた多い、と往年の若者の感慨も。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(2018.1.24追記):
※ 「走れ源太」 脚本に関して:
国立国会図書館HPからデジタルコレクションへと検索していくと次のページに「走れ源太」脚本に関する情報がありました。
http://dl.ndl.go.jp/search/searchResult?creator=%E9%A0%88%E8%97%A4%E5%87%BA%E7%A9%82&creatorOp=&issuedTo=&viewRestrictedList=2&issuedFm=S%3A38&detailSearchTypeNo=A&filters=1%3A16&title=%E8%B5%B0%E3%82%8C%E6%BA%90%E5%A4%AA&rows=20&materialTypeList=0%7C1%7C2%7C13%7C16&titleOp=
「走れ源太」.257 国立国会図書館/図書館送信限定 録音・映像関係 資料/脚本/ラジオ
須藤出穂 (NHKラジオ第一, 1964-04-02)
この資料は、著作権の保護期間中であるか、著作権の確認が済んでいない資料のためインターネット公開をしていません。
閲覧を希望される場合は、国立国会図書館または図書館送信参加館へご来館ください。
ということでした。
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コメント
わんためにさん
コメント・ご教示有り難うございました。
“花の香りですが「土の香り」と記憶していました”
とのご指摘、あらためて調べて見ましたら,当方の(現在のボケではなく)最初からの記憶間違いで、なぜだか『花の香り』と思っていました。フェイク記事で申し訳ありません。
ラジオ放送を聴いていたのはまだ学生時代。当時NHKの“みんなの歌”番組で気に入ったものはNHKのサービスで歌詞を入手したりしていましたが、「走れ源太」は対象外だったようです。
ネット検索でNHKその他に色々情報がありましたが、歌詞確認など,参考になったのが
次のURLでしたのでご参考までに。
http://blog.livedoor.jp/yousayplanet/archives/6536192.html
http://db.nkac.or.jp/detail.htm?id=N01-17191-00
音源入手情報は見つかりませんでした。NHKに問い合わせでしょうか。
投稿: クロメダカ | 2018年1月24日 (水) 09時34分
はじめまして
懐かしさのままに
空を仰げば 揚げ雲雀
ふるさとの 花の香り
私はなぜか「激し波」と覚えていて意味が通らず、ずっと謎のままだったのですがようやく正解が分かりました。
その後の花の香りですが「土の香り」と記憶していました。
どこかに音源は無いものでしょうかね。
私は小6の秋、頭上で五つの輪を描く戦闘機を見た世代です。
投稿: わんために | 2018年1月23日 (火) 18時50分