ヒメスミレ他スミレの仲間6種(2015/春)
春の草原に、また街中に、公園や庭にもスミレが咲いています。
身近なもので特別珍しいものはありませんが、やはり春の野草として目にすると何となく撮ってしまいます。
変わりばえしませんがとりあえず掲載しました。
(なお、言わずもがなですが、スミレの種類数は多数あって、植物分類学者の間でも定数が確定していないそうで、素人には、「たくさんある」、としか言えません。
以下に勝手に書いた名前は信頼性はありません。ただきれいなスミレの花、でも十分なのですが・・・ 不確かな目の記録です。
■スミレ:
住宅地の道路脇,,縁石と舗装の隙間に生えているもの。
たくさん生えて来てきれいと思うのですが、ご近所のきれい好きの住人には雑草として”駆除”されます。
しかし毎年負けることなく必ず生えてくる”根性”のある植物です。
(・多年草で花期は3~6月、側弁(左右の花弁)の基部に毛がある。葉はへら形で、葉柄にははっきりした翼がある。花の色は濃紫色だが、変異も多い。)
■アメリカスミレサイシン:
毎年、庭に生えて来ます。
初夏の頃には大株になって、ワサビのように太く発達した塊茎が育っています。
増えすぎるためスコップで太い根っこを掘り返して”駆除”しますが、いなくなくなることはありません。
(・多年草で花期は4~5月、園芸用として導入されたものが逸脱、野生化した。側弁の基部に毛がある。繁殖力旺盛。)
■ノジスミレ:
街中の車道と歩道の境界石の隙間に生えています。なお名前は、以前に詳しい方から教えて頂きました。
(・多年草で花期は3~5月、葉にビロード状の毛がある。側弁(左右の花弁)の内側は無毛。)
■ヒメスミレ:
今春はじめて、公園の林地に点々と生えているのに気がついたもの。
最初に見かけたのは遊歩道の縁石と舗装の乾ききった隙間に生えていて、草丈も小さく、名前は不明のまま。
その後、暇ついでにすこしチェックに行って見て、林地にさらに小さな株が点々とあることを再発見し、特徴も注意して観察後、ヒメスミレ、としました。
(・多年草で花期は3~5月、側弁(左右の花弁)の基部に毛がある 。葉の裏面は紫色をおびる。葉は三角状被針形で、葉の縁に明瞭な鋸歯がある。
■アリアケスミレ:
毎シーズン草原に生えて来ます。隣り合って生えていても花色に変化があります。
(・多年草で花期は4~5月、顕著ではないが葉柄に翼がある。側弁(左右の花弁)の基部に毛が多く、上弁に毛があるものもある 。葉はへら形で数が多く、水平方向に広がる。花の色は白色から紫色の筋が濃いものなど“有明の空模様”のように変化に富む。)
■タチツボスミレ:
近くの散歩コースではあまり見かけませんが、自然林の林縁などでは普通に生えています。
(・多年草で花期は3~5月。花色は淡い紫色が多い。茎は斜上する。葉は心形で縁に細かい鋸歯がある。同じ仲間には60種類ほどもあるが、中で一番普通に多く見られる。)
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