進む季節に春の雪(2015/4)
昨日は近くの小学校の始業式と1年生の入学式でした。
折しも朝から時ならぬ雪模様で、あいにくの真冬並みの1日になりました。
すこし残っていた校庭の桜花は見るかげもなく散っていきましたが、下校時に傘をさして元気な声を弾ませながら自宅前の通学路を帰っていったぴかぴかの1年生達には、その様なことも含めて印象/記憶に残る記念日になることでしょう。
しばらくぶりに晴れ間がのぞいた日中、池まで散歩に行ってきました。
途中の農道脇にある3本の桜は、落下盛んではありましたが、まだ遠目にはきれいに見えました。
また用水縁に自生しているオニグルミは、枝先から新梢が伸びだして若葉の展開がはじまり、また枝の途中の側芽から雄花穂が伸びて下垂をはじめていました。
ただ、枝先から立ち上がる雌花穂はまだ見られませんでした。
堤防の斜面には”雑草”のセイヨウカラシナがはびこり、今を盛りと草地を黄色に染めていました。
池から“ピューイ”、という鳴き声が聞こえ、行ってみるとまだ帰らない冬鳥ヒドリガモの一群の姿がありました。
数日前には水路でやはり冬鳥のコガモがウロウロしているのを見かけ、
毎年遅くまで居残っている冬鳥仲間です。
季節が一ヶ月も進んだり、また戻ったりでは、北に帰る時期がわかりにくいと思うのですが、どうやって判断しているのでしょうか。温度や日照時間だけではなさそうですが・・・
帰り道、町裏を流れる排水路の浅瀬で、川床に体を乗り上げて身をくねらせ、水をはね飛ばしながら産卵場所を求めて遡上する鯉の姿も少数ながら見られるようになりました。
ともあれ春の時間は確実に進行していきます。
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コメント
こんばんは 天候不順は地球規模らしいですね
ナノハナですが、ナノハナには、菜の花(=在来種のアブラナ:菜種油採取用)、セイヨウアブラナ、セイヨウカラシナ、また最近は観光/鑑賞用“菜の花畑”のために改良された種が出来ない(出来てもわずか)品種が開発されていて、近くの県営公園では毎年その品種の維持管理をしている、と管理責任者の方からうかがいました。
見分け方は、特に茎の下の方に付く葉の形状にそれぞれはっきりした違いがあり、判別は容易です。味もはっきり違いますね。セイヨウカラシナが一番大きくなり(草丈1.5m以上)、遊歩道でも両側から覆い被さるようになって通行の邪魔になるまではびこります。「朧月夜」の唱歌の情緒はありませんね。
投稿: クロメダカ | 2015年4月10日 (金) 19時40分
クロメダカさん、こんにちは。
毎日寒いですね~(^_^;)
雪に桜・・、本当にビックリでした。
そうそう、セイヨウカラシナ・・。
こちらにもビックリでした。
ナノハナ(アブラナ)ではなかったんですねぇ。
この辺でも河川敷に黄色い花を見ますが、てっきりすべてナノハナかと思っていましたが、もしかしたらカラシナかも・・。
今度注意深く、近くで花を確かめたいと思います。
勉強になりました(*^_^*)
投稿: 茨城県は五浦から | 2015年4月10日 (金) 15時50分