ウワミズザクラ咲く(2015/4)
4月になってこれまで、雪が降ったり、霰も降ったり、はたまた暑かったりと菜種梅雨がずっと続いているような天候。
そして何より平年の半分以下の日照時間という、困ったお天気続き。
本日くらいから当分は初夏並みの気温が続くという予報。なるがままに、ということです。
それでも季節は予想以上に足早に進んでいます。
ご近所のお庭や街中は、一気に華やかになりました。
紫モクレン、赤や橙色のツツジ、華麗な巨大輪の白牡丹、など枚挙にいとまがありません。
●ヤエザクラ:
団地の八重桜は既に散っていますが、農道脇の畑のものは今が見頃。
●フジ:
ご近所のお庭、また町裏の遊歩道のフジ棚には、急に目立つようになったフジの紫がきれいに。
●ハナミズキ:
街路樹の紅白ハナミズキが、こちらも急速に見頃になって来ました。
桜よりも長く花を楽しめます。
●バッコヤナギ:
晴れた大空に、風に乗って飛んでいく白く小さい綿毛の塊。
きっとあそこだな、と行ってみると予想通り、小川縁に自生しているバッコヤナギの大木から飛んでいました。
先日来の強風で、綿毛の付いた小枝が折れて地面に散乱していたりして、もうすでに綿毛は残り少なくなっていました。
なお、花は見ていませんが、ずっと前、たぶん3月末には終わっていたと思います。
●ウワミズザクラ:
きれいな水の流れる水路脇に自生したかなり大きな木です。
光の当たるところはブラシのような白い花がきれいに光って見えますが、このところの季節はずれに高い気温と強風のせいで、早くもかなり花傷みが進んでいます。
※ウワミズザクラ(上溝桜)(バラ科ウワミズザクラ属):
日当たりが良く、谷間や沢の斜面、また小川沿いなど湿潤環境のある山野に自生する落葉高木で、樹高15mほどになります。
春(4~5月)に長さ10cmほどの花序枝に白い総状花序をつけます。
遠目にも、花の細長い雄しべがブラシのように見えてよく目立ちます。
なお、よく似た樹にイヌザクラがありますが、ウワミズザクラの花序枝には葉が付き、イヌザクラの花序枝には付かないこと、(また果期に萼片が残ること)で区別できます。
分布は日本各地。
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