エゴルツクビオトシブミとエゴノキに作られた揺籃(2015/4)
風薫る5月。しかし日中の風の温度はチト高すぎるようで。
でも贅沢は言ってはいけません。
さて、4月も終わる前日のこと、良く晴れて気温も朝から暑いくらいになっていた朝方、2匹のエゴツルクビオトシブミが、エゴノキ大木の垂れ下がった枝先新葉の上を歩き回っているのを見つけました。
そして、数日前には気がつかなかった揺籃が、枝先の新葉のあちらこちらに作られているのも分かりました。
エゴノキの蕾も大分膨らんでいて、このところの季節の進む速さを感じたものです。
●エゴツルクビオトシブミ:
首の長い方が♂、短いのが♀、ですが、別々に歩き回っていると、アングルにもより、どちらだか素人目には分かりません。
♂は時々1~2メートルくらいは周辺を飛び回って、また戻ってきます。
翅をとじている時には、雌雄共に全身黒色ですが、♂が 飛ぶ時に、その腹背部は橙色であることがわかります。
〈以下、画像は全て撮影はフラッシュONです。クリックで拡大します。〉
●揺籃:
良く見ると、葉の中央葉脈〈主脈〉を切断しないで作られた揺籃と、主脈を切断して作られた揺籃の2タイプがあることが分かりました。
なお、ヒメクロオトシブミの揺籃より数倍大きいもので、見つけることは容易です。
*主脈を切断するタイプの揺籃:
同一揺籃を前後左右、上下から見たもの。
なおこの時は、肝心の揺籃作りのシーンは
観察できませんでした。
性懲りもなく翌日に再び観察することに。
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