クロハナムグリ、コアオハナムグリ、アシナガコガネの仲間、ニワハンミョウ、ヤマトシリアゲ
汗ばむような気温になった5月下旬、自然公園林縁などで見かけた普通種の昆虫です。
●クロハナムグリ:
バラ園にコアオハナムグリと一緒に集まって、バラ(ディンティベス)の花に潜り込んで花粉を食べていました。
大きさ(体長)12mmほど。黒い体の前翅中央部にクリーム色の斑紋があります。
コアオハナムグリに比べて個体数は少ないです。
出現時期は5~8月、分布は日本各地。
●コアオハナムグリ:
おなじみの毛深くて最も普通に見かけるハナムグリです。
●アシナガコガネの仲間:
林間から飛んできてズボンに止まったものです。またすぐに飛び去りました。
体長7mmほどの小さめのコガネムシの仲間。
全体に鱗片で覆われ、淡い灰黄色から灰黄緑色をしています。
後肢が長い特徴が名前になっています。
●ニワハンミョウ:
大きさ約17mm。暗銅色~暗緑色をした地味なハンミョウ。
緑色がはっきりした個体もいました。
それでも美しいハンミョウには遠く及びませんね。
上翅に小さな白い斑紋がありますが、紋の形には変異があります。
人家のまわりから山地まで、広い範囲の地表で普通に見られます。
地表面を徘徊して、他の昆虫を捕らえて食べる肉食昆虫。
出現時期は4~10月、分布は日本各地。
●ヤマトシリアゲ(春型)雌雄:
林縁の方々に多数飛び交っていました。
大きさ(前翅長)13~20mm。
初夏に現れる個体の体色は黒色で、比較的大きく、翅に2本の太い黒帯があります。
頭部が長く前に伸び、
・♂は先端にハサミのある腹端をクルリと巻き上げています。
なお、いずれも晩夏に現れるものは体色が黄色っぽくて体も小さめ。
林縁部の葉上で見られ、よく飛びますが、またすぐにとまります。
昆虫の体液などを吸います。
出現時期は4~9月、分布は本州、四国、九州。
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