草原広場のヒバリ
5月初旬までは、草原広場の雑草も、ヒバリの巣作りにはちょうど良さそうな状況だったため、多数のヒバリで賑わっていました。
そして田植えも終わって静けさが戻った水田沿いの道端などにも、餌を求めて歩き回る姿がよく見られていました。
・草むらでハナムグリ幼虫を捕らえて農道に持ち出し、食べるのに苦労していたヒバリ。
・田圃の道端に降りて、人の姿を見てもあまり気にしないで餌を探してトコトコ歩いたり、しばらく立ち止まって羽繕いしたり、とリラックスした様子も垣間見られました。
・しかし、中旬のある日、突然草原広場の除草作業がはじまって、大型機械による刈り取りで大部分の作業はあっという間に終わり、わずかに残った部分は人手によって進められ、ヒバリが身を隠すことができる草原環境は失われてしまいました。
・遠くから見ていても、除草作業がおこなわれて、みるみるうちに草が無くなっていく辺りを、まとわりつくように飛び回ったり、また除草作業のエンジンがうるさいすぐ近くの空地に降りて、大きな囀りの声を張り上げて鳴き続ける姿がありました。
かわいそうですが、草原広場は大雨の時には長期間にわたり完全に水没するし、本来的に営巣適地ではないので仕方ありません。
当然ながら、以来、草原からヒバリの姿はぐんと少なくなりました。
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