テイカカズラ、サルトリイバラ葉裏にルリタテハ幼虫
脈絡のない記事ですが、たまたま5月下旬に同じ自然林で見かけた植物とチョウの幼虫。
身近で自生するものはほとんど見ることのない植物です。
●テイカカズラ(キョウチクトウ科テイカカズラ属):
植栽されているものはこれまでにも見たことがありますが、自生しているのを見たのは初めてでしたので撮ってきました。
つる性の常緑低木で、茎や葉を傷つけると白い乳液が出て有毒です。
和名は藤原定家にまつわる伝説に基づくもの。
花は”プロペラ状になり、咲きはじめは白色ですが次第に淡黄色になります。
花後に2個の対になった細長い袋果(長さ15~25cm)が出来て、冬に熟すと縦に裂け目が出来て、中から長い綿毛を持った種が出てきて風に乗って飛んでいきます。
・余談:
栽培品種に”ハツユキカズラ(斑入り)”という名前で販売されているものがあります。
以前に一株買い求めて狭い庭植えにしたところ、花茎が這い回って傍の植物を覆ったり、また絡みついたりして、やはり困りものになっています。
●サルトリイバラと、葉裏で休んでいたルリタテハ幼虫。
サルトリイバラは雌雄異種の半低木。
林縁に生えていた一株のサルトリイバラです。秋には自然公園などでも、赤く熟した実をつけているのを見かけます。
ルリタテハの幼虫が食草としていて、葉裏で丸まって休憩中でした。
なおルリタテハ幼虫はホトトギスも食草としていて、しばらく前には庭にはびこっていたホトトギスを穴だらけにしながら、多数の幼虫が生長し、蛹化、そして羽化して飛び立って行きました。
当時はホトトギスも放任で増えて困りました。その後ずいぶん抜き取って少なくしたこともあるのか、近年はまったく寄りつきません。
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