コアカミゴケの仲間、カントウマムシグサ、オオヤマフスマ、クロジョウカイ?
クリンソウ群落の見学の際に、ついでに目にした植物や昆虫です。
●千手ケ浜天然林:
訪問時は40分くらいの間に小雨が降ったり止んだり、あるいは急に濃霧に包まれたりと、時々刻々変化する天候でした。
湖畔には樹齢200年を越えるミズナラ、ハルニレ、またシラカバの純林もある貴重な自然森林が保存されています。
●コアカミゴケの仲間(ハナゴケ科):
千手ケ浜桟橋近くで見つけました。
腐朽が進んで表面が陥没して水が溜まるため、湿気が失われない腐木の先端表面に着生していたものです。
小さな標品ながら、赤い色が目立っていて気がつきました。
本種は山地の腐朽の進んだ樹皮や木、または腐植土のある岩上などに生育する樹状の地衣類。
子柄は長さ1~3cmと小さく、多くの粉芽に覆われて、また子器が赤いので目立ちます。
花期は6月。
なお、コケという名前がついていますが、コケではなく「地衣」です。
地衣類は菌類(カビ・キノコの仲間)と藻類が共生して形成されている植物です。
●カントウマムシグサ(サトイモ科テンナンショウ属):
林縁草地に生えていました。仏炎苞が緑色のものです。花期は5~6月。
●オオヤマフスマ(ナデシコ科)
やはり小雨と霧が流れる林縁で見つけました。
何度か撮り直しましたが微風にも揺れてピンぼけが多かった小さな植物。
とても小さな白色5弁花の花をつけますが、ほとんど目立たないため気づきにくいです。
●クロジョウカイ?
ジョウカイボンの仲間。
小雨そぼふる林縁の草の葉上に止まっていました。アングルが限られて名前は不確かです。
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