ナガコガネグモ(幼体)/白帯
●ナガコガネグモ(幼体)
梅雨の合間の午前中、やる気のない草取りをしようとしゃがみ込んだ目の前に、クモが張った円網の真ん中あたりの白帯だけが、ちょうど逆光の中に白く光って目に付きました。
最初は、クモはいなかったのですが、接写しようとカメラを近づけた際に、周辺に張られていた何処かの糸に触れたようで、どこにいたのか、サット姿を現して白帯の真ん中に陣取りました。
隠れる、というより、余計によく目だったように思うのですが・・・
そのおかげもあって、造網主はナガコガネグモ幼体と分かりました。大きさ15mmほど。
ナガコガネグモの幼体が張った網は写真のようにジグザグの渦巻き状になっているようで,幼くてもなかなか優れた造網技巧者です。
(画像はクリックで拡大します)
ナガコガネグモは年一化性で、成体が見られるのは8月以降。
暑い夏が近づいていることを教えてくれています。
※白帯:
クモの円網につけられた、糸が太く白く目立つ部分は、白帯(スタビリメンタムstabilimentum)、また隠れ帯(かくれおび)とも呼ばれています。
その機能は、カモフラージュして隠れるためのものではないとする、別の諸説があるそうです。
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