富士山麓の富岳風穴/青木ヶ原樹海、オオトラフハナムグリなども(2015/7)
※富士山麓の富岳風穴見学/青木ヶ原樹海散策
●富岳風穴:
青木ヶ原樹海の一角に富岳風穴があります。
昭和初期までは蚕の卵の貯蔵に使われていたという天然の冷蔵庫で、国の天然記念物にも指定されています。
総延長201m、高さは8.7mの横穴型洞窟で、所要10~15分程の見学コースは歩きやすく整備されています。
中に入ると夏でもひんやりと涼しく、平均気温は3℃。夏でも溶けにくい氷柱や、溶岩棚、縄状溶岩などが見学できます。
・風穴マップ*
(*引用: http://www.mtfuji-cave.com/contents/wind_cave/ )
なお、ここから東方約800mのところに「鳴沢氷穴」があります。
こちらは縦穴環状型の洞窟です。今回は時間の都合で行きませんでした。
●青木ヶ原樹海散策:
また富岳風穴・鳴沢氷穴は青木ヶ原樹海の中を通る東海自然歩道で結ばれています。
今回は短時間ながら、ついでに青木ヶ原樹海散策も。
樹海には過去にも何回か訪れたことがあります。
その昔は”青木ヶ原樹海“というと、何となく恐ろしいところ、というイメージが浮かんだものでしたが、現在はまったくその様なことはありません。
・要所には立派な案内板/標識が設置されています。
●樹林内で見かけた植物や昆虫など。
限定的な散策でしたから、目に付いたものはわずかでしたが、
・ツルアリドオシの白い小さな花と、赤い果実:
夏、茎の先端に白色で小さな花を2つセットで咲かせますが、果実は一つしか出来ません。
果実の頭部を見ると花の跡の穴が2つ見えます。2つの果が合一しているのです。
2つの白い花の花筒の下にある子房が合着しているからです。
・なお、樹林から出た広場にはヤマホタルブクロも咲いていました。
・オオトラフハナムグリ(コガネムシ科):
林縁のヒバの葉上に止まっていました。
山地林縁で見られる特徴のある縞模様がきれいなハナムグリ。大きさ12~16mm。
出現時期は6~8月、分布は本州、四国、九州。
・ジョウカイボンの仲間?:
樹林から離れた広場のムラサキシキブの葉上にいたのは不確かですが、ジョウカイボンの仲間かと思います。
・ガの仲間:
富岳風穴/青木ヶ原樹海入り口近くの広場にある施設に色々な種類のガが止まっていました。
施設の夜間照明に集まってきてそのまま日中までまっていたものと思います。
小型の種類が多く、色やとまり方に特徴があったものを選んで、数種類撮ってきました。
→以後、次ページに続きます。
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