オビガ(2015/7)
梅雨のなか、さらにうっとうしい部類の画像ですが・・・
●オビガ(オビガ科):
曇天で梅雨寒の朝の公園で。
薄暗い林地の地面に落ちていました。
風もないのに視野の端に落ち葉がはらりと動いたように見えたので?と近寄って、ポケットにあったLEDライトで照らして見ると、落ち葉ではありませんでした。
公園で初めて見つけたオビガでした。
(撮ったのはすべてLEDライト照明下です。)
翅表はふさふさの毛でおおわれています。
よくみるとシックなデザインで、名前のとおり帯模様と4つの黒点があります。
(画像はクリックで拡大します。)
載っていた落ち葉ごとそーっと持ち上げてひっくり返しても、そのままじっとして動きません。
それで翅裏も撮れました。
翅裏は派手なデザインです。
雌雄ともに触角は櫛歯状ですが、♂の櫛の歯幅は長く、♀は短い、ということで、この個体は短くて、♀のようです。
何度か地面で表裏ひっくり返しをしているうちに、翅をブルブル小刻みに震わせはじめ、しばらくして飛び去っていきました。
寒くて”低体温“のため動けないでいたのでしょうか。
※オビガ(オビガ科はオビガ一種のみ):
大きさ(開張)45~59mm、成虫出現時期は6、8~9月、分布は日本各地。
なお、幼虫は体長50mmほどで、きわめて長い毛も生えている毛虫です。
食葉樹はスイカズラ科のスイカズラ(公園周辺にも普通に生えています。)、ハコネウツギ、ニシキウツギなど、その他。
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