トウキョウヒメハンミョウ(2015/8)
一層暑かった今夏、時折姿を見せたトウキョウヒメハンミョウです。
●庭で:
7月下旬から、早くもベランダや庭先に、短い地上での営みを終えたアブラゼミが落ちているのを目にしていました。
8月初旬、体温なみの猛暑日が続いていたある日、触ると暑いくらい焼けた地面の鉄板の上に落ちていたアブラゼミに小さなアリが群がって”処理”をしていました。
そのアリの群れの近くに1匹のトウキョウヒメハンミョウが歩き回っているのを見かけたので、暇つぶしに観察。
意外にもハンミョウはむやみにアリを襲うことはなく、時にはぶつかりそうになっても無関心の時もありました。
そして、たまたま歩きを止めた近くにアリが近づいてきたその瞬間、すばやく襲いかかったように見えましたが、捕らえたのかどうかは分かりませんでした。
●中旬の池の端で:
池の水際の地面は水位の変動で沈水したり水面に出たりを不定期に繰り返しているため、雑草もあまり生えない湿地になっています。
たまたま水位が下がった1日だけ、ごく浅い水たまりになった地面に大量の”小虫”が発生していました。
中に大きさ1cmほどのハエの仲間がたくさん止まっていた草が一株ありました。
(不明の)ハエの一部は忙しく地面を歩き回っていました。
そしてその周辺には多数のトウキョウヒメハンミョウが飛び回っていました。
忙しく歩き回っているヒメハンミョウはなかなか撮れなかったのですが、数ショット。
トウキョウヒメハンミョウが”狩り”をする様子は観察できませんでしたが、真上から容赦なく照りつける太陽にじりじり焼かれ、猛烈な湿気にも見舞われて、池の端など日中ウロウロするところではないと懲りたことでした。
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