8月も終わり、名残のセミ
残炎暑に喘ぐこともなく、何処か半信半疑ながらも唐突に夏が終わりに。
昼夜空調フル運転だったあの頃の炎暑は何だったのか・・・
もう既に冷涼な秋雨模様の連日になっています。
生き物たちも戸惑っているようです。コオロギも今ひとつ、アオマツムシだけが日没頃から鳴いていますが。
公園や街中のセミの声はパタリと途切れてしまいました。
それでも時折、超スロービートで、ミ~~ン、ミ~~ン、ツクツクホ~~シ、ツクツクホ~~シ、ジィ~~~、ニイニイゼミは声もなく、もう間もなくのお別れを告げているようでした。
●アブラゼミ:
・公園で。
一番多いアブラゼミ。羽化直後は真っ白です。
カラスが追いかけているのもアブラゼミばかりでした。
・自宅で。
住宅街でも一番多いアブラゼミ。
庭のあちらこちらで抜け殻が見つかりました。
ベランダや地面に落ちていた成虫も、7月中旬くらいから目にしていました。
●ニイニイゼミ(公園で):
出足はいつも一番ですから、引き上げるのも早いです。
居ても、もうほとんど鳴いていません。忍者でもあり、見つけるのは難しいです。
●ツクツクボウシ:
公園で、そしてご近所の柿の木でも、静かにゆっくり鳴いてはいます。
まだ引退は早く、もう少しがんばらないと。
●ミンミンゼミ:
公園でも住宅街でも鳴いています。
こちらは遊歩道沿いの小学校庭隅にある1本のイヌブナ*大木に集まっていた3個体。
いつもは樹上高い茂みの中で鳴いていて姿は見えませんが、天気不良でずっと下の雨の当たらない低いところに姿を見せていたものです。
落葉高木で、樹高は20~25m。樹皮は暗灰色でイボ状の皮目が多数ある。
幹は直立して高木となる。葉はやや薄く、長卵形で、縁に浅く波打つ鋸歯を持つ。
葉脈は10~14対であり、ブナが7~11対であるため区別する目安となる。
分布は岩手県以南から九州に至る山地帯、主に太平洋側。
※余談:
残念なことですが、夕暮れ時にカナカナカナと鳴くヒグラシの声は、里山のある地域まで出かけなければ近くでは聞くことはありません。
”その日暮らし”(^_^;)、は身近にたくさん分布していますが・・・