秋分の日、フィールドで(2015/9)
細かい事を言えば、昼間の時間の方がチョッピリ長い「秋分の日」。
日の出時刻ジャスト(5時22分)、池の端風景。水位はあまり下げられてはいません。
東の地平線際には毎日変わらず厚い雲の塊。今朝は特に分厚かったようでした。
午前中はずっと雲が多かったのですが、午後は晴れて、シルバーウイーク最終日も、まあ好天の秋の一日。
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●アメリカキンゴジカ:
普段あまり通らない田圃の中を通る狭い舗装農道。
その両脇に数十メートルに渡り、アメリカキンゴジカが群生していました。
散歩コースでこれほどの状況は、これまで見かけていませんでしたが、やはり人為的攪乱のせいでしょうか。
茎は硬くて丈夫で、手で引っぱっても容易には千切れません。
・花は午前9時半頃から開きはじめ、午前10時には大半の花が閉じてしまいました。
●イボクサ:
水田の畦際には水田雑草仲間のイボクサが群生して花を開いていました。
午後には閉じてしまうので気がつきにくいです。
花は、拡大してみると意外にきれいです。
●農家の生け垣に這い上がってたくさんの、まだ青い実をぶら下げていたスズメウリ。
既に熟して灰白色になっている果実もちらほら。
●モズ:
農家の屋敷林周辺に一気にモズの姿が増えました。
樹冠から飛び出た枝や、電線ケーブル等の高みにとまって、高鳴きしながら縄張り中のようです。
●キジ若鳥:
農業用車両が通る舗装農道を、”完璧なスローモーション”で横断をはじめたキジです。
背を低くして草むらに身を隠しながら、ゆっくり歩く練習なのでしょうか、それとも生活体験不足で、白日に全身を曝す無防備の危険を予知出来ないだけだったのでしょうか。
●アメリカザリガニ:
通りかかった舗装農道沿いの田圃。
先の豪雨のせいで、1枚の田圃のイネがすべて倒伏していました。
そして未だに乾かない田に無理にコンバインを入れ、結局のところ、途中で刈り取りが中断されてしまった様子でした。気の毒です。
その、道路際の泥土には、点々とアメリカザリガニの真新しい巣穴がありました。
そして道路上を、その辺りから這い出してきた”住人”が”徘徊”していました。
・傍に寄ると、カマキリが鎌を振り上げて威嚇するポーズと全くと同じで、ハサミを振り上げて威嚇します。
道路上には、サギやカラスに食べられた残骸が転がっていたり、車に轢かれているものもいます。
人間社会の騒ぎに無縁の、生物の世界。深まりゆく”平凡な秋”を実感した秋分の日でした。
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