豪雨後の田圃域に集まるサギなど(2015/9)
●9/20、日の出時刻(午前5時19分)を8分過ぎた東の空。
日射しもありましたが雲も多かった一日でした。
●近郊では豪雨の余韻で”シルバーウイーク”中も、ポツンポツンと稲刈りが行われています。
乾ききらない稲田に無理してコンバインを入れても、ぬかるむ地面にキャラピラーがめり込むため、刈取りが中断された田圃も散見される昨今です。
・(9/20)日没近い稲刈り中断の稲田)
※今月9日から11日にかけて、茨城県や栃木県、それに宮城県など関東や東北で大きな被害が出た豪雨は、「平成27年9月関東・東北豪雨」と名付けられました。(気象庁9月18日 14時03分)。
伝えられるように常総市では、収穫前の水田も完全に水没して甚大な被害になり、本当に気の毒に思うばかりです。
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些事ながら、当地近隣(ちなみに茨城県/常総市は、直線距離なら30kmほど)地域でも、稲刈り後の田圃でカエルやザリガニなどの餌採りを待ち望んでいたサギをはじめ、他の鳥達も大変だったように見受けられました。
当地では8月下旬くらいから例年に較べてぐずついた天気が続いたため稲刈りが進まず、そのせいで、稲刈り中の田圃から飛びだしてくるカエルやザリガニ、またバッタ類などを目当てにやって来るサギなどの姿が本当に少なくなっていました。
・まだ水の引かない、あるいは乾かない田圃には、今も多数のアメリカザリガニがウロウロしています。
・豪雨明けの9/10、田圃域を流れる川と、洪水管理施設の調節池(再掲)
そして豪雨の余韻も感じられなくなった13日の早朝、曇りの上空にもくっきり浮かび上がる白いサギの大集団が驚くほど次々と飛来するのを観察しました。
一つの集団に数百羽はいたでしょうか。
どこからこれほど集まってきたのか知るよしもありませんが、その後も同じような光景を何度か繰り返し目にしました。
・田圃地帯では今日まで、散発的にコンバインの稼働風景が見られていますが、そこには例年観察されるようなコンバインにつきまとうサギの姿はごく少数なのです。
・それに変わって、豪雨前に刈り取りが終わり、既に2番穂がのびて青田のようになっている田圃には、
・なんと、先に見かけたサギ大集団の一部ではないかと想像するのですが、あちらこちらに100羽を越える群れのサギが降りたっているのを目にするようになりました。
ただ、餌採りをする様子ではなく、ただ集合しているだけ、あるいは休息中という風情でしたが。
・刈り取りが終わって乾いている田圃に集まっていたのはサギばかりではなく、ハトだけの集団、
・水位が下がりきらない川には、ミシシッピアカミミガメがぷかぷか浮かび、
・また、ヌートリアが、所々に田圃から流出した裁断稲わらが滞留している住み処辺りを泳いでいるのも見かけました。
増水をどうやってやり過ごしたのでしょうか.。
当然のことですが、自然の出来事・大事はすべて生き物社会に共通に影響を与えるということですね。
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