秋晴れのない秋(2015/9)
”爽やかな秋の日”をほとんど感じることが無いままに、時には晩秋を思わせるような寒い日もあったりして、秋が進行しています。
当地ピンポイントの気象実績情報によれば、8月下旬から本日 (9月16日)までの日照時間は平年の45%と半分以下で、今後もこの傾向は続くと予想されていて、農作物などには既に影響が出ています。
また、この間、「日の出時間」にお日様を見ることが出来た記憶がありません。
●日の出:
今朝(9/16)、当地の日の出時刻(5時14分)を5分過ぎた東の空です。
確かに日は昇っていたようですが、
結局、太陽の姿は終日見えませんでした。
●キンモクセイ開花:
気温はすっかり秋たけなわの頃に近く、涼しいせいでしょうか、早朝しばらく青空がのぞいた日、昨年より2週間ほど早くから庭のキンモクセイが芳香を漂わせるようになりました。
(一枝折とって花瓶に挿しましたが、その際に葉がひどく食い荒らされて傷んでいるのが目立ちました。
そして足元に犯人のアオドウガネが1匹落ちていました。(すぐに踏み潰しの刑実行。)
●フヨウ:
8月終わり頃からハマキガ幼虫やフタトガリコヤガ幼虫に葉を巻かれたり食い荒らされたりして弱っていた芙蓉でしたが、このところ元気を取りもどし、8月より大きく、色も濃い花を付けるようになりました。
●ニイタカホトトギス:
園芸種ニイタカホトトギスも花数が多くなりました。しかし花色は冴えないままです。
(在来種のホトトギスはまだ蕾も見えていません。)
●インパチェンス(白花):
大株に育って、白い花が涼しさを越して寒そうにさえ見えるようになりました。
盛夏、連日の体温近くまでになる酷暑に喘いでいた頃、ホームセンターで白い花を付けたインパチェンスの小鉢が涼しそうだったので衝動買い。
水遣りしてもすぐカラカラに乾くので庭植えにしたら、高温・日照りで枯れ死寸前に追い込まれていたものです。
●ヤブラン:
増えて困るヤブランは、暑い寒いに関係なさそうです。
まったくの放任ですが、気がつくと開花していました。( 増えすぎて困るので間引き作業をするのみ。)
●アカメガシワ(雌株):
農道水路脇に自生したアカメガシワ(雌株)の小木が結実していました。まだ未熟果です。
ほどなく熟して黒い実がのぞくようになります。
(過去ログから再掲画像)
果実は鳥の好物で、種子散布されて分布を広げるため農道端などに自生して迷惑雑木にもなっています。
●クサギ結実:
以前から農道脇の空き地にクサギが自生して多数の大株になっていましたが、邪魔になるので3年ほど前に伐採されました。
しかし切り株のいくつからか再生して開花し、結実するようになっていました。
余談ながら、葉をちぎって手で揉んで嗅ぐと臭いにおいがするからクサギ、だそうですが、
いわれるほど臭い(悪臭)とも思えません。感度が鈍いだけかも知れませんが・・・。
花も「独特のにおい」を漂わせます。その“におい”も人により評価が分かれるようです。
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