ジョロウグモ、ナガコガネグモ、オニグモ
●ジョロウグモ(ジョロウグモ科):
図書館通りの植え込みの上に網を張っていたジョロウグモと、居候の小さな♂です。
今頃は里山でも街中でも、あちらこちらに直径50cm以上もある大きな円網を張っている、あでやかな体色のジョロウグモ♀と、巣の端っこに居候している小さな♂の姿を見かけます。
それぞれの大きさ(体長)は♀20~30mm ;♂6~10mmで、メスの方がずっと大きく、産卵直前のメスは大きなお腹で更に大きく見えますが、まだ卵が(成熟してい)ない時と、産卵後はずっとスリムな体型です。
出現時期は9~11月、分布は本州、四国、九州。
●ナガコガネグモ(コガネグモ科):
近くの草地に網を張っていました。
腹部に黄色と黒のこまかい縞模様がある大きなクモで、♀は大きさ(体長)20~25mm、♂は小さく8~12mm。
水田や近くの草原、林の周辺などに普通に見られます。
円網を張り、網にはジグザグの直線状や円盤状など、さまざまな形の「かくれ帯」をつけ、その中央に止まって獲物が網にかかるのを待っています。
出現時期は8~11月、分布は日本各地。
●オニグモ(コガネグモ科):
稲田の傍に立つ電柱と道端に生えたヨシの茎の間に大きな円網を張って、その中心に静止していました。
網にはショウリョウバッタが捕らえられ、既に大分食べられていました。
水田の上や家の軒下、樹間などの開けた空間に円網を張る大形のクモで、♀の大きさ(体長)は20~30mm、♂は15~20mmほど。
体色は褐色、黒色、灰褐色などで、腹部の前方の両肩は角張り、背面には葉状の斑紋があります。
なおこの斑紋や体色は地域的な変異が多いそうです。
出現時期は6~10月、分布は日本各地。
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