ツマグロヒョウモン成虫(2015/12)
気象庁の発表によれば、11月は寒気が南下しにくく、全国的に高温となったとのこと。
確かに長袖シャツで散歩に出ると汗ばむこともあったと実感しました。
その後もしばらくは温かです。
そのようなこともあってか、成虫では越冬できないツマグロヒョウモンも遅くまでフィールドで見かけています。
なお、ツマグロヒョウモンは幼虫または蛹で越冬しますが、幼虫が這い回っているのも見かけました。
・草刈りが終わった草原で、1頭のツマグロヒョウモン♀が、翅を全開にして日光浴をしていました。
この時期珍しいほどに無傷できれいな個体でした。
多化性ですからまだ新しい個体だったのでしょう。
・すぐ傍の舗装遊歩道に這い出していたツマグロヒョウモン5齢幼虫。
このまま越冬するのか、何処か蛹になる場所を探して移動していたものか。
・傍らに生えているギシギシの葉を裏返して見ると、そこにもツマグロヒョウモン幼虫がいました。隠れ家にしていたようです。
(なおギシギシは幼虫の食草ではありません。)
・同じ環境に、ヒメアカタテハ、モンシロチョウ、ベニシジミなども見られました。
②12月1日:
・晴れて暖かかった日中、池の傍の広場で再びツマグロヒョウモン♀を見かけました。
こちらはこの時期らしく、翅はかなり損傷していました。
日光に向かって翅を全開し、暫くじっとしていました。
・暫くしてふわりと飛び立つと、近くに捨てられていたペットボトル(捨てないで欲しいものですが・・・)に止まりましたので追加撮影。
モニターを確認すると、撮影時には気がつかなかった”佃煮になりかかったようなイナゴ”が一緒に写っていました。
それぞれのライフサイクルを閉じようとする姿でしょう。
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