モッコクの果実/満月(2015/12/25)
●モッコク結実(ツバキ科モッコク属):
以前、我が家に20年来実が付かないモッコクがありました。
雄株だったから当然のことでしたが。
ハマキムシやカイガラムシなど防除も手間だし、邪魔になるほどに大きくなったので結局伐採してしまいました。
そのモッコク(多分自生した樹のようです)の雌株が、農道沿いの畑の脇にあって、時に邪魔にされていたエンジュ大木、またセンダンなどと共に大きくなって、たくさんの赤い実をつけているのに、初めて気がつきました。
足元にもポツポツと赤い実が落ちていたので、2つ拾って指で潰してみると、1つには種が3個、もう一つには4個入っていました。
これまでは、赤く熟した実から順に鳥に食べられて、気がつく前に無くなっていたのかも知れません。
※モッコクは両性花を付ける雌株と、雄花だけがつく雄株があり、雌雄異株です。
6~7月に、径15mmほどの白色で、後に黄色を帯びる花をやや下向きにつけます。
花後に径10mm前後の丸い果実がたくさん実ります。
果実は液果で、10~11月に赤色に熟すと、ぶ厚い果皮が裂開して、中から赤い種子が3~4個出てきます。
赤く熟した果実は鳥に食べられて、種子が散布されます。
モッコクは成長が遅く、風格があり、庭木の王様とも呼ばれ、庭木としても多用されて来た樹種のひとつです。
(余談ながら、傍にあったエンジュの大木とセンダンは昨年末に根元から伐採されてしまいました。
例年冬にはヒヨドリが群れていたものですが、今シーズンから近隣地区にはヒヨドリ、ムクドリなどの姿はめっきり少なくなりました。)
●近隣のあちらこちらに複数のロウバイがあります。
そのうち、一番日当たりの良い畑に植栽されたロウバイが開花していました。
以前には我が家にもロウバイがありましたが、伐採。
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