トックリバチの巣(抜け殻)
先日、里山公園で見かけたトックリバチの巣の抜け殻です。
直径15mm前後。泥土でできています。
施設境界に設置された金網フェンスの針金を利用して営巣されていたもの。
傍には樹木があって、すぐには目に付きにくい場所にありました。
画面やや斜め下向きに少し持ち上がったところが、短いながら徳利の首で、親バチの出入り口。
完成したトックリの中、天井に卵を1個産みつけた後に、餌となる蛾の幼虫などを詰め込み、土で蓋をして塞いだところです。
そして上の開口部は、なかで育って孵化した成虫が脱出したところです。
今回のトックリにはずいぶんと砂利(砂礫)が混じっているのが特徴的で、付近の土質の特徴でしょうか。
なお、フィールドでも、また自宅屋外でも色々な場所を利用して営巣しているのをこれまでも見かけていましたが、トックリ素材の多くは焼き物に使われるような均質の土が多かったようです。
・自宅で見かけた抜け殻のトックリの一つ。
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