3月、サクラにヒヨドリ
冬晴れ、底冷え、強風、セットの朝、今日から3月、弥生。
萌えいずる草木がいよいよ生い茂り、スギ花粉いや増しに飛散する悲惨ピーク月です。
・散歩コースの堤防沿い300mほどの間に数本のソメイヨシノと30本ほどのカワヅザクラが植樹されていて、経過年数が浅いのでまだ小木ですが、散歩に訪れる人の楽しみになっています。
・ソメイヨシノ(画面右端の枝)はまだつぼみも固く、遠目には”枯れ木”ですが、カワヅザクラの方は個々の樹勢にばらつきはあるものの、一段と濃さを増したピンクのかたまりになって、春の到来を告げています。
傍で見ると、ソメイヨシノのように一斉にぱっと開いてぱっと散る咲き方ではなく、花と同時に展開が始まった葉芽、蕾、そして開きはじめ、満開、散り初めの花が混在しながら経過するため、花の見られる期間がおよそ1ヶ月と長いのです。
その花に、待ちかねていたヒヨドリがやってくるようになりました。
●サクラにヒヨドリ:
食糧の乏しくなった冬を乗り切るために、甘い物好きのヒヨドリにとっては決して好みとは思えないセンダンの実まで食べ尽くした後には、人を警戒してなかなか近寄らなかった民家のお庭のピラカンサやマンリョウの実も、この時期すっかり食べ尽くしています。
そんなヒヨドリにとって、咲き初めたばかりでまだ量も少ないカワヅザクラの花の蜜は、まさに待ち焦がれていた大好物の春の食べ物。
ピーヨ、ピーヨと鳴き交わしながら、いつもなら人影を見るとすぐに飛び去るのに、逃げもしないで嘴を花粉で黄色に染めながら、夢中で花の蜜を食べている姿がありました。
”桜花にメジロ”なら絵になりますが、乱暴に花散らしの狼藉を働くヒヨドリでは絵にもなりません。
しかし春が来た喜びの姿を良しとしましょう。
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