ヒバリ、草原で囀る
晴天の草原からは、繁殖期に入ったヒバリ(♂)の縄張り宣言の囀りが頻繁に聞こえるようになりました。
たいていは囀りながら空高く舞い上がって縄張り宣言する「揚げ雲雀」です。
散歩で通りかかった堤防の上から、たまたま近くの草地に降りてきたヒバリを見つけました。
降りたところは比較的近い距離でしたが、すぐに見失いました。
声はすれども姿は見えず、です。
ヒバリもまたよく出来た”アースカラー“の保護色で、枯れ草の混じる草原や、枯れた稲の切り株が残る田圃などに下りた時は、動き回らない限り、どこにいるかまず見分けがつきません。
ヒバリの営巣は地上で行われるため、絶対に天敵などに目立ってはいけないからでしょう。
そこで堤防に腰を下ろして降りた辺りを探し、ほどなくオオイヌノフグリが群生していた傍に、動く姿を認めました。
(画像はクリックで拡大します。)
それからしばらく追っかけ写真撮り。
草原に降りてチョコチョコ歩き回りながら、また時折は餌をついばみながらも延々と囀り続けていました。
そして、また時折静止して首を伸ばし周囲を警戒・確かめたりもしていました。
囀りや、警戒行動を取る時には(頭部の)冠羽を立てている様子がよく分かります。
何かに驚いた時などにも冠羽が立ちます。
延々と囀り続ける姿、7分間にわたるショットでした。
それにしても、大きな口を開けて、途中で水も飲まずによくもまあ喋り続けられること、感心します。
なお、やがて夏鳥として初夏のヨシ原にやって来るオオヨシキリが、真っ赤な口を大きく開いてギョギョシ、ギョギョシと大声で鳴き続けることにも、ホトホト感心するのですが。
余談ながら、写真撮りをしていた間に、縄張り近くに降りてきた1羽のヒバリに対してすぐに、“飛びけり”をするような姿勢で追い払う行動も目にしました。
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