原田直次郎展(埼玉県立近代美術館開催)
●原田直次郎展に行ってきました。
明治の文豪・森鴎外の親友で、ドイツ仕込みの油絵技法を明治の洋画壇に取り入れた原田直次郎(1863~99年)。
当時の洋画を冷遇する国粋的な美術界の動向や、現在「重要文化財」に指定されている大作「騎龍観音」が当時の斯界の重鎮から酷評されるなどの不遇に屈することなく、洋画の振興に命をかけて36年の短い生涯を閉じた気鋭の画家。
その画家の回顧展が1世紀ぶりに、さいたま市の埼玉県立近代美術館で開かれていました。
(会期2016.2.11~3.27まで。)
実のところ、私はその名前も作品もまったく知らなかったのですが、近くでもあり、もう最後だからと家内に誘われてのことでした。
大変感銘を深くしたことでした。
(なお残念ながら重文「騎龍観音」は出品されていませんでしたが(参考資料画の展示はありました)、この後予定の巡回展示4月8日~5月15日:神奈川県立近代美術館・葉山館(葉山町)、
ついで5月27日~7月10日:岡山県立美術館(岡山市)では出品の予定だそうです。)
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