セスジスズメ幼虫、カラーを食害
・世界を揺るがす大きな出来事。
・まるで無縁の小さな世界の小さな出来事。
いずれも進行中。
平和共存の道を。
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小さな出来事:
■カラーを蚕食するセスジスズメ幼虫:
庭植えで増えすぎて困っていたカラーの大株を梅雨明けに株分けして、一株だけ残してありました。
移植時期も適切ではなく、天候不順も手伝って元気が無かった株が少し生気を取りもどしてきた頃に葉がひどく食害されるようになっていました。
*去る8月19日午前10時過ぎ、あまりにも見苦しい有様になっていました。
覗いてみると株のあちらこちら、また株元の地面に、前日の雨でふやけて、緑色の絵の具を絞り出したような糞がいっぱい付着していました。
やっぱり“アイツ“の仕業、と周辺を見回しても姿がありません。
そして当日の午後4時半頃、大きなスズメガの幼虫が葉を囓っているのを見つけました。
凄い勢いでみるみる葉が小さくなっていきます。
セスジスズメ(蛾)の終齢幼虫です。
本種は主にカラーなどサトイモ科植物やヤブガラシなどブドウ科、その他アカバナ科、ツリフネソウ科の植物を食草とする“害虫”です。
ご近所の庭の前を“モクモク”と這って移動している姿も見かけていましたから、大繁殖期のようでした。
*その後、8月26日、今度はまだ若齢の幼虫が3匹、残っていた葉を食害していました。
*そして本日(9/10)、 昨夜の雨が上がった朝の7時半前、見るかげもなくなったカラーの株元の地面に、やはりあのまがまがしい緑色の糞がいっぱい・・・
株を見回すと葉のない茎に、緑色型の若齢幼虫が一匹。
他には居ないかと見回してみましたが見当たらず、オンブバッタがつましく止まっていただけ。こちらも葉を囓りますが小物です。
大物は何処かに潜んでいるようです。
*午後1時前、覗いてみるとやっぱり居ましたね、もう一匹、褐色型の若齢幼虫が。
でも、まだ他にも居そうですが・・・
(上が一匹目の緑色型若齢幼虫、下が2匹目の褐色型若齢幼虫)
このまま放任です。
なお無事に終齢幼虫にまで育つと、自然環境下では浅い地面や物陰に潜って蛹になり、蛹のまま越冬して、翌年羽化します。
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