リスアカネ、ツユムシ、ミドリヒョウモンなど秋の里山公園で
9月末日、久しぶりに晴れるという天気予報をあてにして、単純に運動目的で雨具は持たずに出かけた「みかも山公園(栃木県)」。
車で1時間少々ですが、着いた時には日照は少ない割に蒸し暑く、歩き出してほどなく、今にも降りそうな気配の曇天になり、止めて帰ろうかと思いながらも、お定まりのコースを歩いて来ました。
人も少なく、静かで、そこここに秋の里山の気配を感じながら歩いて少しは運動不足解消になりました。
その際、気まぐれで撮った昆虫や山野草を一応記録に。
特に目新しいものはありませんが、昆虫類です。
●リスアカネ:
湿性植物園脇のロープにとまっていた1匹。
翅の先端に黒褐色斑がある、きれいなアカトンボです。
通りすがりに撮っただけのため、本種の特徴(胸部側面の3本の黒条中、中央の1本が両端の2本より短い)が見える画像はありませんが、見かけた場所はリスアカネの生息環境に一致した状況下です。
※リスアカネ:
大きさ40mmほどで透明な翅の両端が黒い赤トンボ。
丘陵地の池などで見られ、水辺からあまり離れない。
池畔の小枝などに静止していることが多い。
木立の周辺など、あまり開放的でない場所を好む。
出現時期は6~11月,分布は日本各地。
●ツユムシ(ツユムシ科):
葉上にとまっていました。上に曲がった産卵管が見えるので♀のようです。
※全身がきれいな淡緑色の、やや小さめのキリギリスの仲間。
山地・平地の草むらで見られる。
大きさ(翅端まで)35mmほど。
出現時期は7~11月、分布は日本各地。
●ミドリヒョウモン(タテハチョウ科):
大きさ(前翅長)36mmほど。ノアザミなど山野草の咲く草地にたくさん飛び回っていました。
写真はその中の1頭で、翅色が地味な♀の個体だったようです。
※雑木林のまわりなどを活発に飛び回り、いろいろな花で吸蜜する。
ヒョウモンチョウ類の中ではもっとも広く分布し、深山から都市郊外まで見られる。
幼虫の食草はスミレ類。
出現時期は5~6月、9~10月、分布は日本各地。
●ツマグロヒョウモン(タテハチョウ科):
山地の草原に他のアゲハなどと共に縄張り争いをするように飛び回っていました。
今やどこにでも見られるようになっています。
●キアゲハ(アゲハチョウ科):
2個体。鳥に襲われ翅を損傷した個体(上)も。
●ナミガタウスキアオシャク(??):
大きさ(開張)20mmmほどの小さい淡白緑色のガ。
この仲間は類似種が多いので、写真1枚だけの絵合わせでは不明です。
ナミガタウスキアオシャクにも似ているかと思いましたが、出現時期も少し遅すぎるようで、間違いかも知れません。
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