満月/タヌキ
●満月:
昨夜はきれいな満月でした。
夜10時半頃、ベランダから撮影した画像です。
(画像はクリックで拡大します)
(ただ、細かなことを言えば、望遠で撮影した画像を拡大してみると斜め左上が暗くて、何となく欠けているようなので、専門サイト(CURRENT MOON PHASE)で確認したところ、15日午後10時33分の月は99%満月というところでした。
なおまた国立天文台(天文情報センター暦計算室ページ http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/ )の情報では、10月の満月は2016年10月16日(日)13:23 とのことで(もちろん見えませんが)でした。)
●タヌキ:
それはともかくとして、
狸、です。
昨日は久方ぶりの爽やかな晴天に恵まれたお出かけ日和。
(ただし地平は霞んでいて、空気が澄んでいれば眺められる筑波山から日光連山などの山並は遠望できませんでした。)
弁当持参で、江戸川沿いのサイクリングコースまで自転車散歩に出かけてきました。
サイクリングを楽しむサイクリストの邪魔にならないよう、ロードの端をのんびり走って良い運動になりました。
帰路は、1年半前に部分開通した圏央道沿いで、車があまり通らず、のんびり走れる田舎道を伝いながら帰りました。
その途中のこと、圏央道から少しばかり離れた、用水路沿いの車道端で、道路を横断しようと足を止めて周囲を見回した際に、目前の整備中の水路に設置されたゴミ取り水門設備の上に、何と、狸が1匹うずくまっているのが目に止まりました。
(画像はクリックで拡大します。)
正直びっくりしました。
距離は2メートルほどですが、じっと見つめてもまったく動く気配もありません。
痩せた腹部が動いていますのでもちろん生きていますが。
おもむろにカメラを取りだして数枚撮りましたが、やはりまったく動く気配はありませんでした。
ともあれ、どうしてそんなところにじっとしていたのか知るよしもありません。
(なお、痩せているように見えたのは、夏毛のせいだったようです。)
■余談:
タヌキは夜行性ですから、このところの月明かりに誘われてさまよい出て、そのまま日中うたた寝をしていたのでしょうか?
ただ、何となくうつろでもの悲しそうな、物憂そうな(眠かっただけ?)目つきの感じから察するところ、
♪ 証 証 証城寺 証城寺の庭は つ つ 月夜だ みんな出て 来い来い来い
おいらの友だちゃ ぽんぽこ ぽんの ぽん♪
(童謡の『証城寺の狸囃子(野口雨情 作曲:中山晋平)』)
ではなく、
“月みれば ちぢにものこそ 悲しけれ わが身一つの 秋にはあらねど”
に近い気分だったのかも。
まあ、そんなことはさておいて、ともかく悪いニンゲンは騙されないように。
なお、帰宅後、画像を確認してあまりに痩せた姿(に見えたこと)から、本当にタヌキかと、すこしチェックをしてみました。
1アングルで、うずくまった姿しかないので分かりにくかったのですが、タヌキと外観が類似した動物のチェックポイント(参照した記事URL: http://tokyotanuki.jp/comparison.htm )
すなわち狸の識別ポイントは
・耳は丸みのある三角縁が黒い。
・脚は黒い。
・鼻面は長い。
・鼻が黒く、顔の黒模様が鼻(吻)の上面で左右つながっていない(例外もある)。
・肩に黒い模様がある。(個体差があり目立たない場合もある)。
★夏毛(6月~10月ごろ)の時期には毛が短く、やせて見える。その姿はイヌのようにも見える。
(なお11月以降は冬毛でふさふさし、太って丸く見える。)
などから、
今回の個体は夏毛で、印象はイヌのようにも見えるというところから、やはりタヌキ、としました。
タヌキの棲息地は主に里山ですが、都市部にも少なからぬ個体が生息していて、水田地帯の広がる当地でも水辺で冬毛の姿を見かけたことがありました。
*おまけ:
群馬県館林市には「分福茶釜」の伝説・昔話で有名な茂林寺があります。
現在も狸が化けたとされる茶釜が伝わっているそうです。
茶釜に化けてニンゲンを化かしたというのですが、本当のところ、ニンゲンニ騙されてきたのは狸の方かもね。
その分福茶釜の狸モニュメントです。
・東武鉄道・茂林寺駅前の狸一家モニュメント
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