カワヤナギ、バッコヤナギ開花
今日は午後から春雷も。気温も20℃を超え、一気に春が進んで行きます。
●カワヤナギ(ヤナギ科):
川沿いや池端などに自生、点在しているカワヤナギが青めいてきました。
葉は線形~細長い楕円形で、互生、裏には灰白色の毛が生えています。
本種は雌雄異株です。(なお一般的にヤナギの仲間は雌雄異株です。)
3~4月になると葉の展開と同時に花が咲き始めます。
(雄株の)円柱形の雄花序に多数つく個々の雄花は、“花”と言っても花びらはなく、長い糸のような雄蕊が伸びだしたもの。
その先端についた葯が開裂して黄色い花粉が出ていました。
なお、(雌株の)雌花序には、先端が黄色っぽい短い糸のような雌蕊がついています。
花後には結実して熟すとはじけ、中から柳絮(りゅうじょ)と呼ばれる綿毛に包まれた種を放出します。
綿毛と共に種は風に乗って飛散して分布をひろげます。
●バッコヤナギ(雌株)
:
水路縁に自生したバッコヤナギです。
こちらは雌株です。花が咲いていました。
雌花序(総状花序)は受粉後に長く伸びて9cmほどの果序になります。
結実して熟すと綿毛につつまれた1.5mmほどの線状長楕円形の種(=柳絮(りゅうじょ))を大量に放出します。
種を飛ばすのはもう少し先になりますが、昨年5月中旬に別のところで見かけた未掲載の写真を参考までに載せました。
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