ヒゲナガ科の仲間2種
ヒゲナガ科のガにはたくさんの種がいるようですが、身近で普通に見られるのは「クロハネシロヒゲナガ」だけです。
本種は、散歩コースのネズミムギが群生する草地で毎年普通に観察出来ますが、今回、まったく別の地域で、偶然観察できた2種の仲間が居ましたので以下の記録に。
●ホソオビヒゲナガ:
5月初旬、市街地に近い自然林縁の下草にとまっていた個体。
ヒゲが短い♀でした。
比較的よく観察されていて、特に珍しい種ではありません。
●ヤマキヒゲナガ??(ヒゲナガガ科):
5月末、出かけた先の林縁道路脇の下草にとまっていた1個体です。
通りがかりにシャッターを押した1枚の写真だけで、近寄ると葉裏に回り込んで隠れてしまい、葉をめくるとすぐに飛び去りましたので、詳細画像がありません。
頭部は黒く、上翅の帯紋は太い、触角の基部は黒く先は白く長いヒゲで、体は金色に輝いてきれいでした。
長いヒゲからは♂の個体です。
単純な画像1枚だけで絵合わせして見ると、一番似ていると思ったのは「ヤマキヒゲナガ」でしたが、実体は不明です。
なお、過去ログを調べて見ると「ヤマキヒゲナガ」とした記録がありましたが、その画像とは光の受け方も違いますが、どこか雰囲気が異なるような気がします。
※ヤマキヒゲナガ:
ウスベニヒゲナガと似ているが、本種は頭部が黒い。
オスの触角は翅長の3倍くらいある。
大きさ(開帳)10~15mm。
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