オオヨシキリ(夏鳥)
●オオヨシキリ(夏鳥):
”ギョギョシ、ギョギョシ”と大声のオオヨシキリもやって来ました。
姿は見えず、初めて鳴き声だけ聞いたのは4月下旬でした。
この数年の間にヨシの茂る川筋や池周囲の“環境整備”が進められ、特に池周辺のヨシ原は大幅に減少し、また草原も簡易グランドとして利用されるようになったりして大幅に環境が変わりました。
それと引き替えに、ニンゲン様が利用する利便生や快適性などは大変に向上しましたが、留鳥の小鳥達やオオヨシキリなども激減しました。
不出来の写真は、5月2日、比較的近距離ながら、まばらに立ち枯れた限られたヨシの合間に、風に揺れて見え隠れするオオヨシキリ1羽を記録できたものです。
それ以降、散発的に大声を聞くことはありますが、姿は目にすることがありません。
【余談】
今さらですが:
近郊の水田地帯は30年位前から進められた圃場整備によって用水路はコンクリート化、農業用給水は水道配管化になり、また農閑期には乾田化されました。
また同時に、田圃周りに巡らされた排水・雨水路なども、小規模の水路では大雨などの時以外には完全に干上がっています。
それらの環境変更によって、昔のような水田や周辺の湿地、水路周辺などに生息していた生き物は当然ながら激減しました。
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