サイカチの花
毎年繰り返しの同じ内容の記事で新味はありません。
●サイカチの花:
時折遠回りする散歩コースの道路脇に、以前からサイカチが1本だけ、伐採されずに残っています。
大分昔になりましたが、初冬、その樹下の川縁に、特徴のある長大な莢に入ったマメ果が落ちているのを観察したことはありました。
(探せば何処かにその時の画像ファイルがあると思うのですが・・・)。
その後も花は毎年開花を確認していますが、大きなマメ果の方は観察できていません。
・4月25日観察時には、すでに大量のつぼみが付いていました。
(その後、5月中旬頃までは蕾のままで、あまり変化がなく経過しました。)
・不明の小昆虫:
5月12日、見上げた蕾はまだ開花していませんでした。
そしてたまたま見上げた葉上に、ごく小さい(数mmほどの大きさの)緑色と黒の配色がある小虫が複数あつまって付いていました。
カメラを近づけるとすぐに視界から消え、1匹だけ残ったのが望遠で撮れました。
”アオバハゴロモ”のような体型をしていて、ウンカやヨコバイの仲間かと思いましたが、詳細は分かりません。
・5月28日:
思い出して立ち寄ってみると,すでに開花盛りは過ぎていて、”落花盛ん”で、地面には多量の萎縮した小さな花が積み重なっていました。
今シーズンもまったく同じように、開花までは確認できましたが、どうも今後マメ果が出来そうな気配はなさそうです。
また、雄花、雌花、両性花の区別も依然として分かりませんでした。
※サイカチ(マメ科サイカチ属)(再掲):
落葉高木。原野の水辺に自生するが、栽培もされた。
幹には分岐する大型の分岐刺があり、枝にも鋭い刺がある。
刺は枝が変化したもの。
葉は互生し、1~2回偶数羽状複葉で、小葉は全縁で、長さは2~5cm。
5~6月、葉腋に出る総状花序に黄緑色の小さな4弁花を大量に付ける。
雌雄同株で、花は雄花、雌花と両性花の3種類が付く。雄花には雌蕊がなく、雌花には雄蕊が不完全。
果期は10~11月で、豆果は、長さ20~30cmで、日本産の樹木のものでは最大級。
熟した鞘にはサポニンが含まれていて、その昔に衣類の洗濯等に利用された事もあるという。
自生分布は本州、四国、九州。
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