6月、次々にやってくる害虫仲間(アオドウガネ他)など②
続・我が家にやって来た害虫仲間などです。
●フタトガリコヤガ幼虫:
毎シーズン「フヨウ」が伸長するこの季節になると必ず繰り返し、執拗に姿を見せるフタトガリコヤガの幼虫。
孵化して間もない若齢幼虫は黄緑色で、フヨウの新葉の若緑に溶け込んでまず気がつきません。
大食漢で、すぐに成長すると大量の黒い粒状の糞を下葉や地面に落とすようになるので気がつきます。
もちろん葉は穴だらけになってしまいますが・・・。
気がつけば捕殺しますが、すぐにまたどこからか出てきてイタチごっこに・・・
(画像はクリックで拡大します。)
なお、後で気がつきましたが、画面右下端にヒメイトカメムシが写り込んでいました。
実を言えば、この時に、”ヒメ”より大きい、次に掲載の「イトカメムシ」が、やはりフヨウの葉上にいるのを見つけて追っかけをしていたのでしたが、この「ヒメイトカメムシ」の存在にはまったく気がつきませんでした。
●イトカメムシ:
過去にも記録があり珍しい事ではありませんが、単独のものや交尾中のものが、フヨウの葉表にいるのを見つけてカメラを近づけると、カメムシ仲間の習性のとおり、すぐに葉裏に回り込んで隠れます。
隠れた葉をそっと持ち上げると、再びすぐに逃げ出していきますが、動作は比較的ゆっくりなので何とか撮れました。
なお、さらに追っかけると最後はぱっと飛び去っていきます。
飛翔能力は十分あるようです。
●チャドクガ♂:
毎年必ず玄関先にやって来て外壁や門扉に貼り付いています。
駆除しようと近寄ったら門扉の隙間に逃げ込んでしまいました。
箒でたたいて駆除。
ツバキの葉裏に幼虫がびっしりついているのを駆除する事もあります。
毒毛に刺されないよう特に要注意です。
●アオドウガネ:
今シーズンは6月初旬からイヌマキの若葉を食害しています。
成虫は夜行性でです。近隣から街路灯の明かりに飛来して夜間庭木を食害し、日中は葉陰などに隠れていて目に付かないので駆除が難しいです。
頭上からごま粒のような黒い糞が落ちているので困っています。
糞が落ちている上方をめがけて家庭用ピレスロイド系殺虫剤スプレーを、周辺が濡れるほど噴霧して、しばらく後に竿で枝を揺さぶると、何匹かポタポタ落ちできてうごめいています。
それを潰して駆除しますが、家庭用の小さなスプレー缶では植木全体に噴霧するなど無理なことで、影響を受けなかった残りは”元気に活動”していて、日中きれいに掃いた地面に、翌朝にはまた食い荒らされた若葉の破片と共に糞がいっぱい落ちています。
昨今、ご近所でも少し離れた市街地でも、植木のあるお宅前の道端に落ちてうごめいている広食性の本種を目にすることが普通になってしまいました。
昨シーズンも、自宅だけなら、大々的に殺虫剤散布(ペルメトリン水和剤®(ピレスロピド系殺虫剤の一種)など)で駆除できましたが、やがてまたどこからか飛来して、別の木の食害に気がつく、というイタチごっこ。
なお、我が家で初めて気がついたのは3年ほど前のことでしたが、以来毎シーズン悩まされている害虫です。
大きさ22mmほど、鈍い光沢のある緑色で、腹端部に長い毛があるのが特徴。
※出現時期は6~8月、分布は本州、四国、九州。
●ルリチュウレンジ:
門扉にとまっていたルリチュウレンジ。ツツジ類を食害する害虫のハバチです。
ご近所のツツジの植え込みにやって来たついでに立ち寄って行く様子です。
大きさ9mmほど。出現時期は4~10月。分布は日本各地。
・その他、害虫ではありませんが。
●コハナバチの仲間:
我が家では一番長い間、次々に花を開いているバラ(ディンティ・ベス)に来て、熱心に花粉集めをしていました。大きさ8mmほど。
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