シラハタリンゴカミキリ
●シラハタリンゴカミキリ:
たまたま通りかかった花屋さんの屋外展示スペースを飛び回っていました。
時折地面に下りたりして、地面あたりを這っているところを撮影。
※体長 約16mm。成虫出現時期は5~7月。分布は静岡県以北。
「シラハタリンゴカミキリ」に外観が酷似している近縁の「ニセリンゴカミキリ」がいます。
共にスイカズラを寄主植物にしています。
そして両者の識別は外観だけでは困難で、捕獲して腹面から、以下の観察をしなくては区別出来ないそうです。
すなわち、シラハタリンゴカミキリの腹端(第5節腹板)は、オスでは半分弱が黒色で先端付近が浅い弧状に窪むこと、メスでは半分弱が三角形に黒色ですが、一方でニセリンゴカミキリでは雌雄ともに基部を除き黒色であることで区別できるということです。
今回捕獲はしていないので明瞭な写真はありませんが、腹端の一部だけに黒い部分が見えています。
また、両者の分布域として、シラハタリンゴカミキリ)は静岡県以北に、ニセリンゴカミキリは愛知県以西とのことで、(混在する地域もある?)、今回の個体はシラハタリンゴカミキリとしました。
なお、近隣にはスイカズラの自生株が随所にありますが、スイカズラに付いている本種を見かけたことはありません。
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