ヘラクヌギカメムシ(成虫/終齢幼虫)
●ヘラクヌギカメムシ(クヌギカメムシ科):
渓谷沿いに生えるカシワやコナラ、ミズナラなどの自然林縁で、下生え植物の葉上に止まっていた個体。
ちょうど撮りにくい位置にいて、うまく撮れていません。
●ヘラクヌギカメムシ終齢幼虫:
こちらは同じ環境の岩の上を歩いていたヘラクヌギカメムシ終齢幼虫。
成虫外観が似ているクヌギカメムシの終齢幼虫外観とははっきり違うので識別できます。
※ヘラクヌギカメムシは、同属のクヌギカメムシ、サジクヌギカメムシと形態、生態ともに酷似していて、体表(上)面からの写真だけで識別は難しく、体裏(下)面から生殖節中央突起の形状等観察が必要とのこと。
今回の写真では体裏(下)面情報が無くて識別不能ですが、近くにいた幼虫(の画像)も参考に、ヘラクヌギカメムシとしましたが、間違っているかも知れません。
・ヘラクヌギカメムシは、クヌギ、コナラ、カシワ、ミズナラなどを食葉樹とし、体色は黄緑色、やや縦長で、体長12mmほど。
♂の生殖節中央突起はヘラ状を呈することで他種と識別できる。
(なおクヌギカメムシには「気門が黒い」などの識別点がある。)
出現時期は5~11月、分布は本州、四国、九州。
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