コウホネ
●コウホネ(スイレン科コウホネ属):
近隣で見かけた、水深の浅い水路に生えていた群生です。
植栽されたものでしょうか。
※コウホネは水位変動の少ない溜め池などに生育する多年生の水草。
水底の泥の中に白色の太い地下茎があり、葉の跡が点々とあって、この様子が骨のイメージが和名の由来。
水中葉と水上葉があり、水中葉は薄くて細長く、水面には出ない。
水上葉は水深の深い所では水面に浮かんだ浮葉となり、水深の浅い場所では立ち上がって抽水葉になる。
夏に黄色に輝く花を次々に付ける。5枚の花弁のように見えるのは顎で、その内側に多数あるリボン状のものが花弁。
中心部に雌蕊、その周りを多数の雄蕊が取り囲んでいる。
花期は6~10月、分布は日本各地。
なお近年は環境変化で自生は減少しつつり、環境省レッドリスト2017*にはリストされていないようですが、地域によっては絶滅危惧種**になっているところもあるようです。
* http://www.env.go.jp/press/files/jp/105449.pdf
** http://jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=06030371600
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