オオオナモミ開花
●オオオナモミ(キク科オナモミ属):
除草作業が休工中になっている草地に北アメリカ原産の一年草オオオナモミが繁茂しています。
このまま放置されると大量の“ひっつき虫”に取り付かれてしまうため通行不能になります。
余談ながら近郊では在来種のオナモミを見かけることはまずありません。
まったくの暇つぶしに茎先の花序についた花をのぞき込んで見ました。
本種は雌雄同株で雌雄異花です。
・雄花と雌花:
雄頭花は葉腋からでた短い花序の上の方に白いボンボリ状になってついています。
雌頭花は雄花序の基部に集まって付いています。
・雌花:
総苞片が合着して壺形になった緑色の塊(果苞)の中に、花冠は無く雌蕊だけになった雌花が2個入っています。
そして果苞先端に嘴状の突起が2個あり、そこから2本の花柱が総苞の外に突き出しています。
総苞は成熟すると肥厚して硬くなり、表面には長さ3~6mmのカギ状の刺が密生して熟すと褐色になり、“ひっつき虫”になる迷惑雑草です。
花期は8~10月。
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