マダラバッタ(紅色型)
以前に一度”普通”の褐色型マダラバッタ♂を見かけていました。
●マダラバッタ(紅色型):
今回偶然ながら、マダラバッタ♀の紅色型を初めて目にしました。
除草剤散布で雑草もまばらになっていた稲刈り前の田圃畦道で、時折地面に飛び出すイナゴを横目にしながら歩いていた時、足元から小さなバッタが飛んで2mほど先に止まりました。
目視ではイナゴより小さく細身で、地面に紛れてよく分かりません。
逃げられないように望遠で1枚撮影した画像を拡大して見ると、なんときれいなピンク色が目立つバッタだったのでびっくり。
初対面の“マダラバッタ紅色型”(大きさから♀と判断)でした。
このようなチャンスは再度ないだろうと、あらためてその場に腰を下ろして望遠で撮れるだけとって、その中からピンぼけも含めて選んで以下に掲載しました。
・マダラバッタ紅色型(計測はしていませんが、大きさから♀と推定):
・背後から、もう一匹のマダラバッタ(褐色型)が飛び乗るように現れ、(突如ファインダーに飛び込んできたのであわててシャッターを押したらピンぼけに)
・すぐに左側に出ました。
大きさは同じくらいの褐色型なので、この個体も♀でしょうか。
・そしてくるりと背を向けると画面から消えていきました。
(やはりピンぼけでした。)
この間、ほんの短い間でした。
・立ち上がって、まだ同じところに静止していた紅色型を見下ろす角度から1枚撮って、暇人もその場から退散しました。
ついでに。
・別の日、同じ畦道で遭遇した褐色型のマダラバッタです。
ずいぶん小さいな、という印象の個体でしたが、すぐに逃げられて撮れたのはこの1枚だけ。
なお、緑色型にはまだ出遭ったことはありません。
※メモ再掲:
マダラバッタ(バッタ科):
トノサマバッタより一回り小さく、体型はスリム。近くで見かける頻度は少ないです。
体は黄褐色(褐色型)または緑色(緑色型)で、稀にピンク色(紅色型)の個体も観察される。
前翅の根もとに近いところには黄白色~黄緑色の明瞭な条線(縦帯)があり、それは紅色型でも変わりないようです。
♂体長は27~31と小さく、♀の方が34~35mmと大きい。
体型は細身で、翅は長い。
また後脚脛節は赤・青・黒・白の斑模様。
荒れ地や河原、草原などの地上で見られ、トノサマバッタやクルマバッタモドキとも良く混生している。
動作は非常に素早く、敏感で捉まえにくい。
出現時期は7~10月、分布は本州、四国、九州。
なお、こちらに続報があります。
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