ミツバツツジ返り咲きなど/ヒメハラナガツチバチ♀
11月中旬に見かけた昆虫仲間と返り咲きの花。
●ベッコウバエ(ベッコウバエ科):
公園のコナラの木に1匹だけとまっていたもの。そろそろ年貢の納め時です。
※大きさ15~20mm。全身べっ甲色(黄褐色)で、胸部背に黒縦条があり、翅に片側5個の黒色斑があります。
林の中で生活し、夏にはクヌギ、コナラなどの樹液によく来ています。
またキノコや動物の糞などにも集まる大きなハエの仲間。
出現時期は5~11月、分布は日本各地。
●チャノコカクモンハマキ(ハマキガ科):
庭木の刈り込みなどをしていた時にどこからか飛びだして塀に止まった個体。
「ハマキムシ」の仲間の成虫。
※大きさ(開張)13~21mm。
出現時期は3~10月。
分布は本州、四国、九州。
幼虫の食葉樹はツバキ科チャなど。
●ヒメハラナガツチバチ♀:
朝方の冷え込みが厳しく、日中も寒かった日の午後、庭をゆっくり這っていましたので、色々な角度から観察できました。
※大きさ(体長)は20mm程、翅先が暗色で、触角が短いなどの特徴から「ヒメハラナガツチバチ」の♀と判断しました。
単独生活をする寄生蜂で、♀は交尾後、土中のコガネムシ類の幼虫を探して毒針で刺して麻酔してから卵を産みつけます。
出現時期は4月下旬~11月中旬、分布は本州、四国、九州。
■返り咲き*の花:
*返り咲き
草木の花が、その本来の花期ではない時期に咲くこと。通常、春咲きの草木が初冬のころにまた花をつけること。「狂い咲き」とも。
返り咲きのよくみられのはサクラなどバラ科の落葉植物や、フジ、ツツジなど。
●ミツバツツジの仲間:
11月初旬,、山里の林地で2輪だけ開いていたミツバツツジの花。
花期は3月中旬~5月。
●コバノタツナミ:
増えすぎるほど庭に元気にはびこるコバのタツナミ。
例年、思いがけなく少数ながら返り咲きの花を開きます。
花期は5~6月頃。
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