カイツブリ
小晦日(こつごもり)の池で。
防寒具を着込んだ釣り人2人。そしてカイツブリが2羽。
冬晴れの池端は気温10℃でもそれなりに暖か。
散歩がてら、短時間ながら見ていた限り、無我の境にひたる釣り人は微動だにしないで、風景にとけ込んでいました。
それで、神経質な2羽のカイツブリも警戒心を解いて、魚影の濃いらしい釣り人の竿先近くで盛んに、潜水を繰り返していました。
・ 釣り人の視線の向こうに、1羽がそれなりの獲物を咥えて浮上しました。
そしてこの時は、直ぐに呑み込んでしまいました。
・ しばらく水面に浮いていましたが、再び潜水。
次に浮上した時にはかなり立派な魚を咥えていました。
大きさ17~8cmはありそうなボラの幼魚のようでした。
驚いたことに近くにいた別の1羽が突如横取りしようと迫ってきたので、取られまいとあわてて少し離れてから、あたりを警戒しながらも呑み込む行動に。
・ なかなか一気に呑み込むことが難しい様子でした。
咥えなおしたり、水に漬けたりして獲物を弱らせながら、
・ やがてゴクリと喉の奥まで押し込むことが出来たようでした。
やはり魚捕りは得意のカイツブリです。
慌ただしい年の瀬という、ニンゲンの都合でつけた物理的時間の区切りには無縁の、”この世はすべてこともなし”、と、なぜかくつろぎの一時でした。
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