ハシビロガモ♂
先日、移動中に小休止で立ち寄ったハシビロガモの小さな群れを見かけた同じ川の上流域で、今度は♂が単独で採餌しているのを偶然見つけました。
近くに他の鳥の姿はありません。
こちら下流に向かって近づいてくるように移動しながら熱心に食事をしているようす。
ちょうど良い機会なのでその場に座り込んでレンズを向け、気づいて逃げられるまで見ていることに。
●ハシビロガモ♂単独で:
・水際に倒れ込んだ枯れヨシの周辺で盛んに嘴を動かしています。
(以下の画像はクリックで拡大します。)
先が広くなったシャベルのような大きな嘴の上下には(ヒゲクジラの鯨ひげ(ヒゲ板)と同じような機能の)”板歯”というブラシ状の歯がぎっしりと並んでいて、この櫛歯と同時に大きな舌をうまく使って水面や水中の藻やプランクトンなどを水ごと吸い込んでから、濾過して採食しているのです。
・直ぐに飛び上がり、100mほど下流のカルガモがいた近くに着水してから泳ぎ去って行きました。
観察できた時間は5分間ほどでした。
-続く-
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