アカシデ/イヌシデの雄花序展開
近隣の自然林地にあるアカシデや、公園のイヌシデの雄花序の展開、下垂が始まっていました。
まだ展開途中で短いものが多かったようです。
両者ともに、目立つ雄花序にのみ注意が向いていたこともあり、雌花序は見つけていませんでした。
ほどなく展開して伸びて行き、花も開き、その折りには雌花序ともに観察できると思います。
※アカシデ(カバノキ科クマシデ属):
高さ15mほどになる落葉高木で雌雄同株、 雌雄異花。
3月には花序が展開し垂れ下がり始める。
花期は4~5月で、花は若葉の展開と同時に開く。
・雄花序は前年枝につく。赤褐色を帯びて(前年枝から)垂れ下がる雄花序と、赤味を帯びた若芽により春先の樹は全体的に赤っぽい景観を呈するのでアカシデ。
・雌花序は赤色で、本年枝先端や短枝のわきに上向きにつくか、または垂れ下がる。
分布は日本各地。
※イヌシデ(カバノキ科クマシデ属):
高さ15mになる落葉高木。雌雄同株;雌雄異花:
3月末には花序が垂れ下がり始める。花が開くのは4~5月で、葉の展開と同時に開花する。
・雄花序は前年枝につく。黄褐色で、前年枝から垂れ下がり、約6cmになる。
雄花は苞の下に1個ずつつく。苞は卵状円形で、ふちには毛がある。
・雌花序は新枝(本年枝) 先端や短枝のわきにつく。
雌花序は葉といっしょに冬芽の中に入っていて、葉の展開と同時に垂れ下がる。
分布は日本各地。
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