散りゆく桜
4月スタート。
人間界ではエイプリルフール、というより“新年度のスタート”という方がニュースになる昨今。
自然界では全国的にサクラの開花から散り始めが平年よりかなり早いと言う報道も。
古来、日本人はその“古さが増す”ごとに、桜の花に特別の情感を抱くものらしいですね。
桜、花にまつわる詩歌:
● 「散る桜 残る桜も 散る桜」:良寛 (辞世の句とされる2句の一つ。)
(なお、もう一句は「うらを見せ おもてを見せて 散るもみぢ」。
こちらは、芭蕉の友人であった谷木因に「裏ちりつ表を散りつ紅葉かな」という句があり、良寛の「うらを見せ……」の句はこの木因の句を踏まえて詠まれたものである、とのこと。)
● 「さまざまな事思ひ出す桜哉」:芭蕉
■「年々歳々花相似たり、歳々年々人同じからず」
漢籍(唐代の詩人、劉希夷(651~680?)の「代悲白頭翁」と題する詩の第4節。
古人復洛城東無
今人還対落花風
年年歳歳花相似
歳歳年年人不同
言寄全盛紅顔子
応憐半死白頭翁
●公園の満開の桜も足早に散りゆく桜に。
・芝生広場も散り敷いた花びらで薄いピンクに:
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