ニオイハンゲ
●ニオイハンゲ(Pinellia Cordata)(サトイモ科ハンゲ属):
10年ほど昔に知人からいただいた園芸品種の鉢植えが起源です。
鉢植えは、面倒見が悪くて”姿がなくなり、記憶からも消え去っていました。
それが数日前、草取りをしていたアジサイの株元をのぞき込んだ際に、見覚えのある葉が大きくなって揺らいでいるのに気がついたのです。
更に本日になって、梅雨空のもとに、たったの1本だけですが、仏炎苞が立ち上がっているのを見つけて記念撮影しました。(画像はクリックで拡大します。)
※ニオイハンゲ:
中国原産で、サトイモの仲間の多年草。
濃緑色の葉には葉脈に沿って白い斑紋が入っていて鉢植えなどで観賞用に育てられています。
花期は5月~8月頃。
緑色の花は淡緑色の仏炎苞に包まれていて、口辺部から細長い付属体が伸び、蛇が鎌首を持ち上げた姿にも見えます。
株元や、葉の付け根の表側にムカゴを作り、これが地面にこぼれて繁殖します。
繁殖力は旺盛で、鉢植えなど植え替えの時に株分け(分球)で増やすこともできます。
なお冬は上部が枯れて休眠状態になりますが、霜に当てたり氷らせたりしなければ再び春に芽吹いてきます。
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